常緑樹ソテツを育てよう!
ソテツという植物をご存知でしょうか。
理科の授業で「裸子植物」の代表としてよく紹介されるので、
名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
その由来は定かではありませんが、一説には
「枯れてしまいそうなときに、鉄くぎを打ち込んだら復活をした」
ことから、「鉄で蘇った植物、蘇鉄」と呼ぶようになったといわれています。
https://planchu.jp/wp/products/200138-2/
このソテツは観葉植物としても人気があります。
その姿が涼しげで海辺を連想させることから、夏になると植物店で目にする機会も増えると思います。
自生限界は鹿児島県の南端までとされていますが、
しっかりと根付いてしまえば冬季防寒を行ってあげることで植栽が可能なため、
関東地方の南岸地域には結構植樹されているのを見かけます。
ソテツとは
ソテツは恐竜の時代から生き残っているといわれている植物です。
また、理科の授業でも出てきたと思うのですが、雄木と雌木のある「雌雄異株」です。
オス、メスそれぞれの木がなければ。受粉できないため種子をつくることができません。
葉は鳥の羽のような左右に小葉がいくつか並んで構成されています。
種子は秋から冬にかけて熟していきます。その種子からは良質な澱粉をとることができるのですが、
サイカシンなどの有毒成分を含むので、正しい方法で毒抜きをしなければならないので注意が必要です。
ソテツの置き場所 日当たりなど
ソテツは海辺などに自生していることからわかるように、とても日当たりの良い場所を好みます。
関東以南であれば、冬の防寒さえ行えば地植えも可能なので、日当たりが良く、水はけのよい場所を用意してあげると良いでしょう。
屋内向きとは言えませんが、出窓のような日当たりの良い場所であれば育てることも可能です。
育て方
■水やり
地植えでは植え付け後1回程度水を与えれば、後は必要ありません。
鉢植えは、土が完全に乾いてから、水やりをしてください。特に冬は、休眠期で吸水力が弱くなり、乾燥に時間がかかるので
「土が乾燥したな」と思ってから3〜4日ほど時間を置いてから水やりをしましょう。
水不足は、水をやれば1日で元気になりますが、水の与えすぎは、1日では乾燥しないので注意してください。
■用土
地植えであれば水はけのよい土地を選ぶとよいでしょう。
土を作る場合は観葉植物の土をメインに水はけが悪そうであれば、川砂を1割程度混ぜてもよいでしょう。
■肥料
ソテツは痩せた土地で育つ性質があることから、それほど肥料を必要としません。
成長期に入る3~5月に1回、緩効性の化成肥料を株元に少し与えてあげるとよいでしょう。
■冬
鉢植えのソテツであれば、屋内に取り込み休眠させてあげるとよいでしょう。
ある程度大きく育たったソテツの地植えであれば、冬季の防寒処理は行っていただけば越冬可能です。
あまり小さいうちに地植えしてしまうと、冬を越せないことがありますので、注意は必要です。
■その他注意点
ソテツの生育はゆっくりなため、あまり大きく姿を変えることはありませんので、大きく剪定する必要もありません。
新芽が伸びる時期、古くなり葉が黄色く変色した部分などがある場合は付け根から切り取ってしまっても構いません。
これと言って病気や虫を心配する必要はありませんが、水の与えすぎにより根腐れを起こす可能性がありますので、水のやりすぎには注意は必要です。
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