女性に人気の観葉植物！アジアンタム

シダ植物でも繊細な葉をもつアジアンタム。

風にたなびく姿はとてもさわやかでとっても癒される植物ですよね。

ふさふさと茂る清涼感のある葉っぱが見るたびに触れたくなる、

そんな観葉植物がアジアンタムです。

でも、なかなか上手に育てるのが難しいといわれることがあります。

少し水やりを忘れたら、チリチリになって枯れてしまった・・・

水が好きだ聞いたからと、じゃぶじゃぶ水をあげていたら根っこが腐って枯れてしまった・・・

かくゆう私もはじめは水やり加減がわからなくて、葉がチリチリになってしまった苦い経験があります。

ほとんどの方からいただくアジアンタムに関する悩みは「水」にまつわるものが大部分を占めます。

水を制する者はアジアンタムを制す。

そんな名言・格言などはありませんが、まずはアジアンタムを知ることで

どのような手入れをしていけば良いのか理解できると思いますので、さっそく学んでいきましょう！

アジアンタムとは？

ホウライシダ　クジャクシダと呼ばれることもあります。熱帯アメリカ原産の観葉植物です。

【学名】

Adiantum raddianum

【科・属名】

ワラビ科・アジアンタム属

【原産地】

熱帯アメリカ

【花言葉】

上機嫌、繊細、天真爛漫、無垢

お気づきでしょうか。そう、アジアンタムはアジア原産ではないんです！

よく勘違いされがちなのが、アジア原産だから「アジアン」なのではなく、

「えいでぃあんてぅむ」という日本人には発音しづらい学名からアジアンタムと呼ばれるようになったようです。

ややこしいですね。

アジアンタムの特徴としては、とても繊細で几帳面な植物だといえます。

ちょっとした環境の変化で葉を落としてしまうことがあるくらい、繊細です。

シダ植物の中でもとりわけ湿度を好むので、乾燥は大敵です。

なので、空調の風が直接当たる場所に置いてしまうと、

葉がチリチリになってしまったり、枯れたようになってしまうことがありますので、注意が必要です。

とにかく湿度を好むので、多少、風通しの悪い場所でも問題ありません。

アジアンタムは耐陰性があるので、日差しが良く当たる場所でなくても育ちます。

むしろ窓辺のような日光が差し込んでしまう場所に置くと、その日差しが乾燥を招くことがあるので、

ある程度の明るさがある場所に置くと良いようです。

熱帯原産なので、寒さには弱く、冬でも５度以上をキープできる環境が必要になってきます。

暑さもやや嫌うようですが、お部屋の中であればたいていは問題いありません。

どんな種類があるの？

アジアンタム・マクロフィラム

アジアンタム・ペルウィアナム

アジアンタム・カウダツム

アジアンタム、その育て方は？

【置き場所】

とにかく乾燥と水切れを嫌うので、お部屋の中でも置き場所には注意が必要です。

以下の条件が当てはまる最適な場所をアジアンタムのために見つけてみましょう。

１．直射日光の当たらない

２．空調の風が当たらない（乾燥しすぎない）

たったこれだけの条件さえクリアすれば、アジアンタムをお部屋に導入可能です。

【水やり】

３日に１度は土の乾き具合をチェックしてみましょう。

少し面倒かもしれませんが、土の乾き具合によって水を与えるか、翌日に行うかの判断をしていただきたいです。

乾き気味になっていれば、たっぷりと水をあげましょう。

多少、受け皿に水が残っても構いませんが、

多すぎると根腐れを起こすことがあるので溜まったままはお勧めしません。

こまめに霧吹きなどで葉の表面を湿らせてあげましょう。

万が一、葉がチリチリになってしまい、枯れたような姿になってしまってもすぐに捨てたりしないで上げてください。

株元が生きていれば、適切な水やりを行うことで

【肥料】

２か月に１度程度、ゆっくりと吸収される固形肥料などをあげるのもよいでしょう。

【上手に育てるコツ】

アジアンタムを購入したら、思い切って一回り大きな鉢に植え替えてみましょう。

トラブルの対処方法など

【チリチリになった、枯れてしまった場合】

水切れや乾燥が原因で枯れてしまったようになってしまった場合、焦って捨ててしまったりしてはいけません。

不注意などで葉が枯れてしまうのはとても残念ですし、悲しいのですが、まだまだ幹は生きているはずです。

この際、思い切って枯れた葉をバッサリと刈り込んでしまいましょう。

そして環境は変えず、水やりを続けていくことで季節によって回復までの期間は異なりますが、

きっと元の姿を取り戻してくれるはずです。だからあきらめてはいけませんよ～

【おすすめの置き場所は？】

住まい環境によって置き場所は異なるので、とても難しい回答にはなりますが、

もし、お住まいのおうちが比較的明るいようであれば、水回り付近なんかお勧めです。

キッチンや洗面所、寒くなければおトイレなんかもお勧めですね。

最後に

植物は環境が変わると、その環境に慣れようとするチカラをもっています。

生き延びるために葉を落とし、茎や根にエネルギーを残そうとします。

やがてエネルギーを蓄えたその植物は、環境に合わせて新たな葉を伸ばし、私たちの目と心を癒してくれるでしょう。

だから、水やり一つにもペットと同じように愛情を注いであげてほしいと思います。