国産の水草、キンギョモで有名なマツモをご紹介
水草
水草とはとても広い意味では、根だけが水につかっているもの、茎や葉が水中から水面上に伸びるものも含まれます。
だだし、狭い意味ではごく限定された植物しか存在していないと言われています。
それら植物は沈水植物と言われ、マツモはその中でも代表的な水草と言えます。
マツモ
マツモは日本を原産とする数少ない沈水植物です。
流れのある河川でも繁殖することはできるのですが、根を持たないので障害物に絡んでいなければならないため、止水域に限定される場合が多いようです。
主な生息場所は平地に存在するため池が多いようです。
マツモは日本では古くから金魚鉢などにも入れられ、夏の風物詩としても親しまれています。
和を感じさせるその姿から、金魚やメダカのわき役としてとても人気があります。
性質も丈夫なので、特別な装置を必要としないことから初心者の方が初めに水槽に入れることも多いようです。
細かい葉が密に生える姿は松の枝を思わせます。
やや黄緑色に近い色をしている場合が多いですが、環境により赤みが増したり、濃い緑であったりもします。
マツモの育て方
マツモは寒暖さの激しい日本原産の水草なので、とても育成しやすい水草です。
特には水質もうるさくなく、弱アルカリ性~弱酸性まで幅広く対応することができます。
もともと浮草なので、底床も砂利系からソイルまで幅広く利用可能です。
適水温は15~25℃くらいまでのようですが、慣れてしまえば真夏の屋外ビオトープでも育つので35℃くらいまでは耐えられてしまうようです。
逆に10℃を下回るくらいから生長が止まり、5℃以下が続くと枯れてしまうようです。
屋外では直射日光の当たるような場所でも育ちます。
屋内ではそれほど強い光がなくても育てることが可能ですが、マツモも植物なので適度な光源をご用意ください。
一般的な観葉商魚用ライトであれば、たいてい利用可能です。
1日6~8時間程度照射していただくことで、元気に育成が可能なります。
なお、CO2の添加は特別必要としません。
マツモと一緒にできる勧めの観賞魚
・メダカ
・金魚
・小型熱帯魚全般
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